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原油価格

原油は、主に北米、中東、北海(欧州)の3カ所で産出されます。

このうち北米産油を取引するニューヨークの「マーカンタイル取引所」で活発に取引が行われているため、ここでの価格が、中東や原油価格にも影響を与えています。

ここで取引されている原油は「先物」で、原油の現物ではなく、「現物を買うことのできる権利」を売買しています。

北米産の代表的な原油は「WTI」(West Texas Intermediate)といい、テキサス州を中心と中西部でとれる中質油のことで、ガソリンが大量に含まれている石油です。ここでとれる原油の量は、1日あたり40万バレルで、世界の生産量のわずか1%にも満たない量です。

世界の生産量に占める割合は低くても、この原油がニューヨークの取引所では1日に何回も取引され、取引量は延べにして、世界全体の生産量の2倍以上になっています。このように、ここでの取引量が圧倒的に多いので、ニューヨーク市場での取引価格が、原油の取引価格の指標になっているのです。

原油が取引所で盛んに取引されているということは、株式市場と同じようなもので、取引に参加する者の思惑で価格が変動します。

需要など実際の値動きによって価格が変動することもありますが、実際の需要とはかけ離れた投機的な値動きが起きることもたびたびあります。

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